くわの実つむぎ会　活動

ご 家 庭 に 眠 っ て い る 食 品 をご 寄 付 下 さ い ！

社 会 福 祉 法 人 く わ の 実 つ む ぎ 会 」 は 、
地 域 貢 献 活 動 の 一 環 と し て
フ ー ド ド ラ イ ブ を 実 施 し て い ま す 。
寄 付 し て い た だ い た 食 品 は 法 人 が 回 収 し 、
「 フ ー ド バ ン ク 京 都 」 へ お 届 け し 、
必 要 と し て い る 福 祉 施 設 ・
生 活 困 窮 者 な ど に お 渡 し し ま す 。

フードバンクとは？

＼ 寄付していただきたい食品 ／

フードドライブの経緯と各国の現状その④

アメリカのフードドライブ　その２

日本と異なるデジタル対応

最近のアメリカのフードドライブの特徴としてデジタル化があります。その現状と成果は次の通りです。

方　　法	現　状　と　成　果
Amazon Wish List 型支援	フードバンクが必要な食品をリスト化し、支援者がオンラインで購入し配送する形式。 アマゾンを利用することで物流が効率化（迅速、低コストなど）できる
モバイルアプリ連携	フードパントリーがアプリ上で寄付受付、在庫管理、受給者とのマッチングを行う。 寄付者は自宅から継続的に支援でき、受給者もニーズに応じた食品を安定的に受け取れる
オンライン寄付サイト	フードバンクなどが、定期的な金銭寄付を受け付ける仕組みを整備した。 寄付者は月額で支援も可能。財政的に安定をもたらしている
企業連携型 プラットフォーム	地域のフードパントリーがアプリ上で寄付の受付、在庫管理、受給者とのマッチングを行う事例も増加している

このように、デジタル使用によって簡易に寄付ができ、必要な食品を適宜調達できます。また、若年層や遠隔地の人も参加しやすくなり、地域外からの支援も増加しています。

さらに、デジタル利用によってデータ管理がしやすくなり、寄付履歴、食品在庫管理、受給者のニーズ把握なども管理できます。分析や改善にも利用できます。

日本と同様の課題もある

まずは、寄付される食品の多くが缶詰、加工食品、糖分や塩分が多い食品であり、野菜や果物などの生鮮物が不足しています。

日本でもそうなのですが、生鮮物はフードドライブに適さないという基本的課題がアメリカでもあるのです。

生活困窮者の栄養バランスや健康に配慮した食料の確保が課題になっています。

感謝祭やクリスマス等のイベント時に活動が集中するものの、年間を通じての断続的な支援が不足していて課題になっています。

定期的に実施されているものの、イベント時の寄付の多さに比べると時期ごとに差が生じているのです。

３番目に、フードバンクにしてもフードドライブにしても、寄付食品が都市部や繁栄地域に集中しがちです。だから、それ以外の地域や低所得地域では、食品の供給が不足しがちになります。地域による不均衡があります。

４番目に、フードドライブに適さない品目の寄付があります。寄付しようという気持ちがあっても、フードドライブの目的、対象食品、食品の安全理解などが不足しているようです。